健康・美容・ダイエットに効果的 甘酒の魅力
最近『麹ダイエット』というものに興味を持ち、麹(こうじ)について調べていると、麹を使った栄養豊富な飲み物『甘酒』の魅力に気が付きました。
甘酒は、健康・美容・ダイエットなどに効果があり、『飲む点滴』『飲む美容液』として注目されている飲み物です。
今回は甘酒の効果効能、飲み方、作り方について詳しく紹介したいと思います。
そもそも甘酒とは?
栄養価が高く、古くから日本で愛されてきた甘酒。
甘酒は主に『米麹の甘酒』と『酒粕の甘酒』の2種類があります。
米麹の甘酒
米麹に蒸したお米とお湯を加えたものです。
米麹によってデンプンが分解されてブドウ糖になるので、自然な甘さが生まれます。そのため砂糖は使われていません。
またアルコールも含まれていないので、お子様や妊娠中の方、アルコールが苦手という方も安心して飲むことができます。
酒粕の甘酒
酒粕に砂糖とお湯を加えたものです。
酒粕は米麹に酵母を加えて発酵させることで得られる『もろみ』を圧搾して残ったものです。
製造過程でブドウ糖がアルコールに変わるため、酒粕の甘酒は砂糖を加えて甘みを出しています。
アルコールが含まれているので、妊娠中の方やアルコールが苦手な方は注意が必要です。
すごい!甘酒の効果!
米麹の甘酒、酒粕の甘酒どちらも原料に麹が使われています。
麹を含む甘酒は、健康・美容にうれしい効果がたくさんあります。
▼麹の効果についてはこちら
米麹甘酒と酒粕甘酒とでは製造工程が異なるため、それぞれ特有の健康効果もあります。
米麹の甘酒
米麹の甘酒はブドウ糖を多く含んでおり、疲労回復に効果的です。
アミノ酸やビタミンも豊富で、点滴の成分と似ていることから『飲む点滴』とも言われています。
酒粕の甘酒
酒粕の甘酒にはレジスタントプロテインが多く含まれており、コレステロールの排出促進や肥満抑制効果があると言われています。
また「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンの原料のトリプトファンという必須アミノ酸や、精神安定効果のあるGABAという成分も含まれており、メンタルヘルスの改善やリラックス効果もあるそうです。
※レジスタントプロテインはダイエットに効果的ですが、酒粕の甘酒は砂糖を使用しているため、飲みすぎには注意が必要です。
甘酒の効果的な飲み方
甘酒は健康的な飲み物ですが、糖分も多く含まれるため1日に200ml程度が適量と言われています。
また甘酒は飲むタイミングを工夫することで効果を高めることができます。
ダイエット
ダイエット効果を高めたいときは朝に飲むのがオススメです。
甘酒は豊富な栄養によって代謝を高めることができます。1日の始まりに代謝を高めることでカロリーを消費しやすくなります。
甘いものが欲しいときなどに間食として甘酒を飲むのも効果的です。
美肌・美髪
美肌・美髪効果を高めたいときは夜に飲むのがオススメです。
甘酒に含まれる麹には過剰なメラニンの生成を抑制する働きがあります。また肌や髪の保湿成分となるアミノ酸や、代謝を促すビタミンB群も豊富に含まれています。
夜は身体が栄養を吸収する時間帯です。夜に甘酒を飲むことで、より美肌・美髪効果を高めることができます。
疲労回復
疲労回復には寝る前に飲むのがオススメです。
特に米麹甘酒はエネルギー源であるブドウ糖、それをエネルギーに変えるビタミンB、スタミナアップに効果的なアミノ酸が含まれており、夜に飲むことで1日の疲労回復効果が高まります。
また甘酒は精神を安定させるGABAという成分も含まれており、リラックス効果、安眠効果も期待できます。
甘酒の簡単な作り方
米麹の甘酒
今回は炊飯器を使った方法を紹介します。
・米麹だけの甘酒
米麹 250g
水 300ml
① 米麹に水(60度程度に温めたもの)を加えて混ぜます
※固まりがほぐれるようにしっかりと混ぜます
② 60度で約6時間保温します
※炊飯器を『保温』にして蓋を少し開け、釜に布巾などをかけておくと60度が保てるそうです
・麹とお米の甘酒
米麹 100g
お米(炊いたもの) 200g
水 600ml
① 米麹はあらかじめ固まりがほぐれるようにかき混ぜておきます
② 容器に炊き立てのお米と水を入れ、60度程度に冷まします
③ ②に①の米麹を入れてかき混ぜます
④ 60度で約6時間保温します
酒粕の甘酒
酒粕 40g
砂糖 10~20g(お好みで)
水 200ml
生姜汁 少々(お好みで)
①鍋に水、砂糖、酒粕(手でちぎったもの)を加えて火にかけます
②ヘラなどで酒粕を砕きながら煮立てます
③お好みで生姜汁を混ぜます
このように甘酒は自分で簡単に作ることができます。
みなさんも自分の好みの甘酒を自分に合った方法で取り入れ、健康・美容・ダイエットに役立ててみてください。